【カイロ共同】「平和の祭典」を掲げ、8日に閉幕した東京五輪に合わせた「五輪休戦」の期間中もアフガニスタンやイラク、シリアなどで戦闘やテロによる犠牲者が相次いだ。各国報道によると、9日までに270人以上が死亡。実際の犠牲者数はさらに上回る可能性がある。
国連決議による五輪休戦期間に入ったのは7月16日から。しかしアフガンでは駐留米軍撤退に伴う反政府武装勢力タリバンの猛攻撃で、米紙ニューヨーク・タイムズによると8月以降、少なくとも173人が死亡した。
イラクでは7月19日、爆弾テロが発生し、オマーン沖では29日、イランの関与が疑われるタンカー攻撃があった。