【野球】選手登場曲に一番、選ばれている歌手は?【セ・リーグ編】
12球団の選手は一般的に、本拠地でマウンドに向かう際や打席に入る時に登場曲が流れている。それぞれの選手がこだわりの楽曲を選んでおり、“戦闘曲”にしてグラウンドへと戦いに向かう。
球場を彩る、空間を演出する機能としても音は大切な要素だ。ファンにとって観戦する楽しみの一つにもなっているのではないだろうか。今回は、セ・リーグの選手たちがどのようなアーティスト(J-POPに限る)を選曲している割合が多いかを調査していく。
圧倒的に多かったのは、人気バンド「ONE OK ROCK」だ。巨人では戸郷、高橋。阪神では大山、ガンケル、加治屋らが登場曲に選んでおり、リーグ全体でも12選手がセレクトしている。助っ人のガンケルが選んでいるのは珍しいが、本人は「アメリカで聴いていた曲と近いものがあってすごくいいなと思って」と選曲理由を明かす。
次いで多かったアーティストは4人組ボーカルグループ「GReeeeN」で8選手だ。巨人・坂本は売り出し中のころから変わらず「キセキ」で打席に向かう。また、ヤクルト・山田は自身がMVにも出演している「遠くの空 指さすんだ」を近年、使用しており曲が流れた後に幾多のアーチを描いてきた。
3番目に登場曲として多く起用されているアーティストは「Mr.Children」と「ベリーグッドマン」など。7選手が選曲している。Mr.Childrenは藤浪、佐藤蓮、浜地、小林ら阪神の選手が選択。入団当時から藤浪は「ミスチルが好きなので」と一貫しているが、虎党にとっても、そのイメージは強いはずだ。
他にも嵐やサザンオールスターズら国民的アーティストの楽曲を選択している選手が多かった。傾向としては、バンドや男性ボーカルグループの登場曲が多い印象を受けた。(デイリースポーツ・関谷文哉)