【野球】巨人・元木ヘッドコーチがエキシビションマッチに若手を帯同させる思いとは
後半戦で首位・阪神を猛追したい巨人。中断期間中は投手陣に休養を与え、新戦力を発掘する貴重な時間に充てる。エキシビションマッチには、ドラフト3位・中山礼都内野手(中京大中京)や同5位・秋広優人内野手(二松学舎大付)を帯同させることになった。 期間はオリックス2連戦(31日~、京セラ)とソフトバンク3連戦(8月3日~、ペイペイ)を予定。今季1軍の公式戦に出場していない若手にとっては絶好のアピールチャンスが与えられた。
若手の今回の帯同について、元木大介ヘッドコーチは語る。「少ないチャンスかも分からないけど、それを自分のものにして。(1軍に)呼ばれただけで、というのはやめてほしい。1軍に残らないといけないという気持ちで、そういうプレーをどこまでできるかを楽しみにしてます」。
若手たちは数少ない試合や打席で、自身の持ち味を発揮し、首脳陣にアピールする必要がある。同ヘッドは「少ない試合、少ないチャンスをものにして1軍というのは残らないといけない。与えられるものじゃない」とゲキを飛ばす。
育成が主な目的となる2軍の実戦とは違う。1軍の試合に出場する以上、求められるのは結果。当然、結果を出せば後半戦で1軍メンバー入りする可能性もある。それを与えられるのではなく、自身の力でもぎ取ってほしい-。元木ヘッドコーチとしてはそれを若手に肌で感じ、経験を積んでもらいたいと考えている。
中断期間中に若手がどんなプレーで存在感を示すのか。サバイバルレースは、チームが活性化し、戦力の底上げにもつながるだけに首脳陣の期待も大きい。(デイリースポーツ・伊藤玄門)