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【野球】浮き沈み激しかった楽天 前半戦の「収穫と誤算」

 今季、楽天の前半戦は浮き沈みが激しかった。開幕直後から好調を維持し、4月から5月にかけて球団記録を更新する11連勝をマーク。貯金は最大「18」まで膨らんだ。ただ、大型連勝が止まってからは失速。交流戦明け、9勝18敗1分けと苦しむなど、貯金「2」のリーグ3位で前半戦を終えた。

 石井一久監督は「一試合一試合の中で、どういう風にできた、できなかったというところを塗りつぶしていく作業なので、それを振り返るのはシーズンの最後だから、前半戦で深いところはあまり感じていない」と大まかな評価はできないとした。

 そんなイヌワシ軍団の前半戦『誤算』だったのが、野手では新助っ人の不振とケガ。投手では昨季、活躍したリリーフが安定感を欠いたことだ。

 楽天は今季、新助っ人野手として、マルモレホスとギッテンスを獲得。ポイントゲッターとしての活躍が期待されたが、マルモレホスは打率・207、6本塁打で、6月に出場選手登録を抹消されて2軍で調整中。ギッテンスは4月に1軍デビューを飾ったが、最初の試合で手首を骨折し早々に戦線を離脱。リハビリを経て、今月実戦復帰を果たしたが、またも故障で離脱となった。

 投手では昨季、勝ちパターンを担った酒居がケガで出遅れ、ブセニッツは5月に足の甲を骨折。宋家豪、安楽も精彩を欠いて一時、出場選手登録を抹消された。西口や鈴木翔といった若手の台頭もあったが、守護神・松井裕につなぐ勝利の方程式を確立するのに苦労した。

 一方で『収穫』となったのが、得点につなげたリーグ2位の盗塁数と、失点を防ぐ12球団でもっとも失策の少ない守備だ。特に盗塁に関しては新加入の西川の存在もあってか、昨季シーズンを通して45個だったのが、今季はここまでで67個と圧倒的に増えている。指揮官は「あんまり気にしていない」と話すが、チームとしての走塁意識の高さを常に求めて続けている。

 「いろんなことをチームとしてやっていかないといけないので、もっとチーム一丸となって戦っていくことが大事かな」。苦しい戦いが続く中でも首位・ソフトバンクとのゲーム差はわずか「2」。後半戦スタートの段階で浮上のきっかけをつかめば、まだまだ頂点を狙える可能性は十分に秘めている。(デイリースポーツ・滋野航太)

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