【野球】MLB通の阪神・坂本が見どころ解説 大谷やベッツだけじゃない注目選手
阪神の坂本誠志郎捕手(31)が13日、カブスとドジャースとのプレシーズンゲーム(15、16日、東京ドーム)の注目ポイントを挙げた。チームでも屈指のメジャー通で、MLBに詳しくない人のためにも丁寧に解説。大谷やベッツ、フリーマンといった有名選手以外に触れてもらった。ぜひ、観戦ガイドとして使ってください。
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日本でもなじみのMVPトリオや日本人選手を抜きにして、坂本に注目選手を挙げてもらった。できれば、3つほどとお願いしたが「3つじゃ挙げきれないって」とピシャリ。最終的には10人以上の名前を出して、丁寧に解説してもらった。
まず、一番の注目として挙がったのが阪神戦に先発予定のブレイク・スネル投手。「日本ではいないタイプ。サイ・ヤング賞を2回取ってるし、スネルが投げるっていうのは純粋にすごいと思うよ」。190センチ超えの身長から150キロ後半の速球を繰り出す。確かに、日本では見ることのできない左腕だ。阪神打線がどう攻略するのか、虎党も必見の対決になる。
次にカブス打線へと話題が移った。日本ではカブスよりも、大谷中心のドジャース打線がスポットを浴びがち。でも、坂本の視点は違った。
「実はカブス打線もすごい。鈴木誠也にタッカーでしょ。クルーアームストロングはめっちゃ足が速いし、ハップも3年連続でゴールドグラブ賞を取ってる。カブスの外野はレベルが高いよ」
この4人は全員が外野手。日本のニュースでは打つことが話題になりがちだが、魅力はそこだけではないと熱弁する。「みんな打つ方をフォーカスされてるけど、めっちゃ守備もできるし、めっちゃ走る。打つだけじゃないところもかなりレベルが高い」。好守に阻まれたり、盗塁を試みてきたりと、細かいプレーにも目が離せなくなりそうだ。そして、ドジャース勢の名前もどんどんと挙がった。
「ウィル・スミスの打撃、バーンズのキャッチング。エドマンはどこでも守るし、小柄だけど右でも左でもパンチ力がある。マンシーはめっちゃパワーあるけど、選球眼もすごい。テオスカー・ヘルナンデスは、他の選手がガンッと打つけど、スイングアークが長いとか」
日本でも知られている選手もいるが、もちろん強敵となりそうだ。さらに、坂本には大学時代に対戦経験のある選手もいた。カブスのスワンソンとドジャースのコンフォート。スワンソンとはマスク越しに、14年にオランダで開催のハーレムベースボールウイークで3試合を戦った。コンフォートは13年の日米野球で対戦し、ベンチから姿を見届けていた。「スワンソンはめちゃくちゃ足が速いよ。個人的には2人も楽しみ」。10年以上の時を経て、東京で再戦する。
阪神ナインにとっては夢のような2試合。この日は神宮球場の室内練習場で打撃練習をするなどして、調整した。大谷やベッツ、フリーマンだけでなく、スター選手は山のようにいる。坂本が挙げた選手にも注目しながら、真剣勝負を繰り広げてほしい。(デイリースポーツ阪神担当・今西大翔)
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