ロッテ・佐々木朗希 巨人戦に向け“二刀流”をアピール

 打ちたい気持ちが伝わってくる! バント練習の合間にバットを構えてタイミングを取る佐々木朗=2日、神宮球場(撮影・開出牧)
 試合前の練習バント練習をする佐々木朗=2日、神宮球場(撮影・開出牧)
 試合前のアップの合間にもバッティング動作を繰り返しアピールする佐々木朗=2日、神宮球場(撮影・開出牧)
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 打ちたい気持ちは十分、伝わってきた。ロッテ・佐々木朗希投手(20)である。

 2日、ヤクルト戦(神宮球場)の試合前だった。ブルペンで行っていたバント練習の合間に、バッティングの構えを見せ、タイミングを取った。表情は真剣そのもので“実践モード”の鋭い眼光だった。

 3日の巨人戦(東京ドーム)に先発予定。セ・リーグの本拠地で行われる交流戦では投手も打席に入る。ノックバットを握って振ったかと思えば、試合用のバットを手に素振りを披露。アップ中もバッティング動作を繰り返すなど、2日までのヤクルト3連戦の試合前練習は“打”をアピールする姿が印象的だった。

 昭和の怪物、巨人・江川卓投手は通算709打席で117安打を放っている。野手顔負けのホームランは13本も。打者の性格や心理を読むことにもたけていた同投手だったが、投手が打席に入ることによって打者の目線や心理を体感し、それがピッチングに生きることは少なからずあるだろう。

 死球や走塁中のけがなどのリスクはあるが、パ・リーグの公式戦では経験できない“二刀流”の相乗効果があるだろう。ヒットやホームランを打てなかったとしても、長い目で見ればプラスになるにちがいない。“令和の怪物”のフルスイングに期待したい。(デイリースポーツ・開出牧)

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