つば九郎 空中くるりんぱで、あわや!

あわや着帽!恒例のパフォーマンス「空中くるりんぱ」でスタンドを沸かせるヤクルトのマスコット・つば九郎=19日、神宮球場(撮影・開出牧)
試合前、恒例のパフォーマンスで観客を楽しませるヤクルトのマスコット・つば九郎=19日、神宮球場(撮影・開出牧)
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 あわや“着帽”で、スタンドを沸かせた。ヤクルトの人気マスコット・つば九郎である。

 19日、ヤクルトー巨人17回戦の5回終了後、一塁側のベンチ横で、恒例のパフォーマンス「空中くるりんぱ」を敢行。帽子を回転させながら高々と空中に投げ、見事に着帽できれば成功というパフォーマンスだが、まだ成功したことがない高難度の一発芸だ。

 固唾(かたず)を飲んで注目するスタンドの観客。夏の夜空に高々と舞い上がった帽子は、引力に従ってまっすぐ落ちて頭に当たり、あわや“着帽”かと思わせる惜しい“テイク”。歓声とため息が交錯するスタンド。シャッターを押した私も思わず「惜しい!」と叫んだ。取材するたびに見ていると、ついつい感情移入してしまうものだ。

 マスコットの語源はフランス語のMascotte。「人々に幸運をもたらすと考えられている人・動物・もの」のことだが、球団マスコットは、猛暑の中でも球場に集まった人たちを幸せにするために、日々頑張っている。マスコットとマスコミ。語源も意味も違うが、感動を届けたいという気持ちはきっと同じだ。いつの日か“成功テイク”を撮影できることを夢見ている。(デイリースポーツ・開出牧)

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