ヤクルト・村上宗隆が“一本足”で魅せた
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威圧感のある“フラミンゴ”だ。セ・リーグの本塁打と打点でトップを走るヤクルト・村上宗隆内野手(22)である。
14日、ヤクルト-DeNA16回戦の8回2死一塁、打席に入る前にマウンドの投手と向き合い、1本足でバットを構えた。軸足の左足に重心を置くことを意識付けるためか、はたまた相手投手を威圧するためか。ゆっくりと右足を降ろし、素振りをした。
実際の打席ではあらかじめ軸足に重心をかけ、右足を内側に上げるいつもの打撃フォームだったが、2打席連続三振に倒れ、3打数無安打。シーズンも終盤に入り、ますます厳しくなる相手投手のマークに苦しんだ印象だ。
2日の中日戦(神宮)でプロ野球史上初の5打席連続本塁打を達成。目下、セ・リーグ最多の41本塁打と100打点、打率も3割2分0厘で3位につけており、史上最年少の三冠王も現実味を帯びてきた。
この日は満員御礼。夏休みで観戦に訪れた親子連れも多かっただろう。若き大砲への注目度はうなぎ登りだ。素振りとは言え、思わずシャッターを切らせるツバメならぬ“フラミンゴ”だった。(デイリースポーツ・開出牧)