ついに覚醒か ロッテ・藤原恭大 ファインダー越しに感じた、フォア・ザ・チームを感じるバッティング
“ミート打法”にフォア・ザ・チームを感じた。開幕から8試合スタメン出場し打率4割をキープしているロッテ・藤原恭大外野手(22)だ。
9日の楽天戦(ZOZOマリン)の2回1死一塁、楽天の先発・岸から中越え適時二塁打を放った。写真は、インパクトの瞬間をとらえたものだが、カウント2-1から低めのボールを逆らわずにセンター方向へはじき返している。次のコマを見ると、体に巻き付くようなフォロースルーではなく、打球の方向に軽く押し込むようなスイングだった。強振せずボールを正確に当てることを念頭に置いてスイングする打ち方、いわゆる“ミート打法”だ。
打率を4割に乗せているのは、ランナーがいる時に大振りせず、この“ミート打法”に徹しているからだろう。5日の日本ハム戦の7回1死一塁、9球連続ファウルで粘った後、ボールに逆らわずピッチャー返しの打球を放ちメネズのグラブをはじいて内野安打で出塁、相手投手の暴投で二塁から逆転のホームを踏んだ。
昨年までは、持ち前の長打力で勝負しようという意識からか、チャンスで“強振”して打ち取られていた印象がある。大きな並進運動で打つためボールをとらえた時は破壊力があるが、正確性がない。速球に差し込まれたり、変化球をひっかけたりすることが多く、バッティングに粘りが感じられなかった。
8点リードの7回2死二塁からはフルスイングの右越え2ランを放ち、相手チームに一発もあることを印象づけた。状況に応じたバッティングができることをアピールしたのではないだろうか。
50メートル5秒7、遠投110メートル、通算32発と攻走守を兼ね備えた外野手としてドラフト1位で入団した、かつての甲子園のスターもプロ入り5年目だ。フォア・ザ・チームのバッティングで、今シーズこそ1軍に定着して、レギュラーの座を獲得したいところだ。(デイリースポーツ・開出牧)




