ミシンのあるカラオケルームが人気!アイデアで新たなお客さんを呼び込む

 東京・池袋で、ミシンを貸し出すサービスのあるカラオケ店が話題になっています。親会社がミシンメーカーなので実現したサービスなのですが、予想以上に人気があり、期間が延長され、他店舗にも同様の動きが。

 元々は秋葉原に並ぶアニメファンが多い場所。カラオケルームではミシンはもちろん、布地を広げられる広さもあるので、コスプレーヤーが集まってワイワイ話をしながら衣装を作るのに需要があるのではないかと始めたそう。ところがいざサービスが始まると、子どもの小学校や幼稚園用の袋などの入学グッズを作らなければお母さんや、ハンドメイドが趣味の方など、幅広い層が利用されているそうなのです。

 我が家にもミシンがあるにはありますが、やはり出し入れが面倒、そして旧型だと「糸かけ」がおっくう。そのため少量ではミシンを出動させる事がためらわれ、何枚かミシンかけが必要なものがたまるのを待ってから、いざ出動!の運びとなります。それがプラス1000円で、カラオケボックスの利用時間中、好きな音楽を聴きながら集中して使えるなら、利用してみたいなと思うのは私だけではないはずです。

 このコロナ禍の2年でカラオケボックスに対するニーズは大きく変化しました。と、共に本来の純粋に「歌を歌う」だけのお客さんは減少しています。でもお客さんが減ったからこそ、こうしたアイデアが誕生したのです。そしてそうしたアイデアは他にもまだまだあると思います。

 例えばワンちゃんはお散歩に行きますが、猫ちゃんのお散歩はあまり見かけません。コロナ禍のペットブームで1人暮らしのワンルームで育てられている猫ちゃんは、走り回れる場所がない。東京などには自宅で猫と遊んでくれるベビーシッターならぬペットシッターさんもおられますが、自宅に他人を入れるのに抵抗がある人が多いのも確か。

 だったらカラオケルームにキャットタワーを置いたり、猫の遊び場をしつらえ、自由に動いて遊び回れるところを提供するなんてのはどうでしょう。もちろん、歌うのなら音量は小さくしないと猫ちゃんがビビッてしまいますが(笑)。実現にはいろいろと課題もあると思いますが、いろいろなアイデアを出すことによって、新しい商機も出てくるのではと思うのです。

 最近、暗いニュースが多いですが、「ミシンのあるカラオケルーム」。これはとても前向きな楽しい話題だと思います。でも、こんなニュースが「明るいニュース」と感じられる昨今は、どれだけイヤなニュースにあふれている時代なのでしょうね。カラオケ店に限らず、いろんなアイデアで町のお店にお客さんが戻り、そして新たなお客さんが増えてくればいいなあと思っています。

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