おごってもらうのも難しいですが、おごるのも何かと気を遣います 私の流儀は
ある女性タレントさんが発言コーナーの投稿を元にコラムを書いておられました。職場の忘年会で社長から「なんでも好きなものを」と言われたため自分では手が出ないワインや料理を頼んだところ、周りから「いくらなんでも図々(ずうずう)しいですよ」と言われ、困惑しているという発言に対しての面白いアドバイス。
私もその方と同様、最近は食事の場でお金を出すことも多くなってきました。私は最初に必ず「苦手とアレルギーを教えてね」と言うようにしています。以前、アナウンサーの方がアナウンス部長に連れられて京都に食事に行ったら、最高級の鶏のフルコース料理だったのですが、その人は鶏が大の苦手…全部かまずに丸呑みしたそうです。今ならパワハラですね(笑)。そういうこともあって、人と行く時はなるべく「尽くし」は避けるようにしています。
後輩とご飯に行く時によく頼むのは簡単なフルコース料理。デザートに行く前に「何かもうちょっと食べる?」と聞きます。私は量が食べられなくなってきたので、そこで加減するのです。前に和食のコースを食べている時に聞いたら「刺身」と言われ、そんなに前の段階から足りなかったのかー!と驚いたことがあります。
お肉のコースで「ヘレカツサンド」と言われ、全然足りてなかったのかー!と愕然としたことも。お腹の具合が合わなくて申し訳ないなと思ったのですが、よく考えたら何でお金を出す方がこんなに気を遣っているのだろうと笑ってしまっていました。
「何を頼んでもいいよ」と言われて気を遣うのは当たり前。おごる人が頼むのを聞いて、それより高い物を頼まないというのが社会人としては基本的なルールだとは思います。でも、あまり気を遣わせるのは一緒に食事をする意味を半減させてしまうのでコース料理にするとか、居酒屋ではさりげなく指針を示すようにしています。「お造りの盛り合わせいる人?」「和牛のたたきは?」など、わりと高めの物を言って手を挙げてもらって食べたい人の人数を把握。あとは枝豆やだし巻き卵などをおのおのの好みで選んでもらう。
ただ、すごく不思議なのですが、そんな時に冷や奴を頼む人はなぜか絶対にいない。「冷や奴でお腹が膨れてなるものか!」ということなのでしょうか(笑)
私は月曜レギュラーとしてカンテレの「旬感LIVEとれたてっ!」に出演させてもらっていますが、週1回、番組が始まる前に仕事だと思ってジムに通っています。その後カンテレに入り、たんぱく質を取るために食堂で納豆と卵1個、冷や奴などの1品と味噌汁とご飯をいただきます。一連の作業としてマネージャーが持ってきてくれるのですが、納豆は100回以上こねた方が美味しくなるというのを番組で取り上げてからは私も頑張って100回こねています。
こねながら、マネージャーに「何か嫌いな物あるの?」と聞いたら、少し考えてから「牛乳と納豆です」。思いっきりこねちゃってごめん、納豆の香りでご迷惑をおかけしました(笑)。いろいろなことに気をつけないといけませんね。