全日本プロレス 大田区大会を6・26に延期 三冠王者の諏訪魔「やむを得ない」

 大田区総合体育館大会の延期を発表する福田剛紀社長(右)と専務執行役員の諏訪魔=全日本プロレス事務所
三冠ヘビー級選手権試合へ意気込む王者の諏訪魔(左)と挑戦者のジェイク・リー=全日本プロレス事務所
2枚

 全日本プロレスは11日、都内で会見を開き、政府からの緊急事態宣言が延長されたことに伴い、16日に予定されていた東京・大田区総合体育館大会を6月26日に延期すると発表した。同大会で予定されていた王者の諏訪魔にジェイク・リーが挑戦する三冠ヘビー級選手権試合も同様に延期する。

 大田区総合体育館はインターナショナル・ヘビー級王座、PWFヘビー級王座、UNヘビー級王座が三冠ヘビー級王座に統一された地である旧大田区体育館と同じ場所にあり、全日本では13年8月以来8年ぶりとなる同会場でのビッグマッチ。福田剛紀社長は延期の理由を「関係各所と協議を重ねた結果」とし、「お客様の安全、会社の中の人間の安全なども検討した」と説明した。

 全日本は緊急事態宣言により、4月25、29日と5月3日の後楽園ホール大会を無観客で開催。今回のビッグマッチの延期も重なった経営へのダメージを問われると、福田社長は「今年後半に向かって、どんどん今の選手が頑張って、お客様を楽しませて、盛り返せることを信じております」と返答した。

 全日本の専務執行役員でもある諏訪魔は「選手としては、そこにピークを持っていってますから、正直戦いたかった気持ちはある」と複雑な心境を語りつつ、「専務執行役員としては、お客様の命が第一ですから、リスク、危険を負わせるわけにはいかない。この判断はやむを得ない」との考えを示した。

 また、19日に神奈川・保土ケ谷公会堂大会を緊急開催することと発表し、福田社長は「全日本プロレスの歩みを止めたくない」と説明。21日と6月2、3日の東京・新木場1stRING大会は予定通り開催する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス