永田裕志、米国でUS王者モクスリー撃破ならず…白目式腕固めに現地実況「オー、シロメ」
「プロレス・AEW」(12日、ジャクソンビル)
米国の有力団体AEWのテレビマッチが配信され、新日本プロレスの永田裕志がIWGP USヘビー級王者ジョン・モクスリーに挑戦して敗れた。モクスリーは4度目の防衛。
AEWのトップ選手であるモクスリーの指名を受けて米国に乗り込んだ永田。勝てば16年5月のNEVER無差別級王座以来6年ぶりのシングル王座戴冠だった。現地の実況も「ジャパニーズレジェンド」と呼ぶなど、米国でも尊敬を受けており、入場時には観衆から大きな拍手で迎えられた。
ゴングが鳴るとエルボー合戦から得意の蹴りで攻め込み、場外戦でモクスリーの反撃を許したが、その後は互いにエルボー、ローキックなどを打ち合う熱戦を展開。打ち勝って流れを引き寄せ、得意のエクスプロイダー、雪崩式エクスプロイダーを繰り出すも3カウントは奪えず。さらに、白目式腕固めで捕らえると、現地の実況は「オー、シロメ」と伝え、観衆はやんやの喝采を送った。
だが、永田は延髄斬りで追い打ちをかけるも、倒れかかったモクスリーにロープの反動を利用したラリアットで逆襲される。そして、執ようなスリーパーホールドを耐え抜いたものの、最後はヒザ蹴りの連打からダブルアームDDTのパラダイムシフトでトドメを刺されてしまった。
試合後、モクスリーが正座、合掌して礼をすると、永田も正座で礼。最後はモクスリーに腕を掲げられ、健闘をたたえられた。