“問題児”ネリ初黒星 希代のトラブルメーカー、ボディーでもん絶7回KO負け

 「ボクシング・WBA・WBC世界スーパーバンタム級王座統一戦」(15日、カーソン)

 2団体統一戦が15日(日本時間16日)、米国カリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツパークで開催され、メインイベントではWBC世界同級王者のルイス・ネリ(26)=メキシコ=がWBA世界同級王者のブランドン・フィゲロア(24)=米国=に7回2分18秒KO負けした。

 ドーピング違反騒動に計量オーバーと山中慎介(帝拳)との2試合で日本でも“トラブルメーカー”として悪名高いネリ。19年11月のラスベガスの試合でも体重超過で失格となり、世界ランキングから除外されるなどの処分を受けた。しかしメキシコに本部を置くWBCでは早々に解除となり、20年9月には2階級制覇のチャンスを得る。アーロン・アラメダ(メキシコ)との決定戦を3-0判定で制し、WBC世界スーパーバンタム級王座を獲得した。

 ネリが31勝(24KO)。フィゲロアは21勝(16KO)1分けと無敗対決となった。WBAはスーパー王者が就いている階級では正規王者の他団体との統一戦を基本的に認めていないが、この試合では2団体統一戦であることがリング上でもアナウンスされた。スーパーバンタム級には上位にスーパー王者としてムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が君臨する。

 試合は序盤から近距離での打撃戦となる。身長、リーチで上回るフィゲロアは時にサウスポーに構えを変えながらも強引に距離を詰める。守勢に回ると強みを出せないネリを追い込み、7回に連打の中で左ボディーをたたき込み、ダウンを奪う。ネリはリングでもん絶。10カウントを数えられ、初黒星となった。

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