全日本・ヨシタツ 今井絵理子議員&礼夢親子の“キングダム入り”正式決定を発表

 ヨシタツ(右)から強烈なキックを浴びる今井礼夢
 ヨシタツ(左)の足を攻める今井礼夢
 ヨシタツ(左)を攻める今井礼夢
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 「プロレス・全日本」(16日、大田区総合体育館)

 全日本プロレスTV認定6人タッグ王座決定戦が行われ、植木嵩行、立花誠吾、ヨシタツ組が今井礼夢、TAMURA、大森隆男組を破って新王者となった。

 この王座は立花、ヨシタツ、カーベル伊藤が保持していたが、伊藤の負傷により返上となり、王座決定戦が組まれた。試合前には、元女性ボーカルグループSPEEDのメンバーで今井の母である絵里子参院議員が映像で登場。絵里子議員は「息子の礼夢選手を再度対戦していただき、ヨシタツ選手ありがとうございます。本人の夢のために、大きな壁となって立ちふさがってもらいたいと思います。それを乗り越えたときに、礼夢選手は大きく成長できると信じています」などとメッセージを送った。また、以前にヨシタツが率いるユニットに“ディーバ”としての加入を求めらたことに触れ、「普通の格好でさせていただけるならまだしも、公務等もありますし、やはり難しいです。お断りします」と返答した。

 試合は、16歳の礼夢が思い切りのいいファイトを展開。ヨシタツにエルボーをはね返されながらも、ヘッドシザースホイップ、コーナーを駆け上がってのブルドッキングヘッドロックなどのアクロバティックな技で反撃するだけでなく、ヨシタツの顔面を張る度胸も見せた。だが、終盤には孤立し、ヨシタツ相手に丸め込み連発で抵抗したものの、最後は垂直落下式ブレーンバスターからのヨシタツ狂想曲で仕留められた。

 試合後、ヨシタツはリング上で「礼夢、今のお前は地球がひっくり返ってもオレには勝てない。そこでだ。お前をヨシタツキングダムに入れてオレが鍛えてやる。そして、いつの日かオレを倒して見せろ」と勧誘。続けて、「しかし、ここで新しい問題が発生する。ヨシタツキングダムの憲法上、未成年は保護者と一緒に加入しなければならない。今井さん、ヨシタツキングダムに入ることが最大の息子さんへの後押しです」と熱弁し、「ここに今井礼夢と今井絵理子さんの正式加入を宣言する」と、親子の加入を決めてしまった。

 先天性難聴である礼夢はインタビュースペースでヨシタツの勧誘について問われると、困惑しながらも手話で「ボクだけヨシタツキングダムに入りたいです」と返答した。

 また、ヨシタツはインタビューで「気持ちがすごいね。恐ろしいよ。技術は後でどうにでもなると思っていて、気持ちはどうにもならないから、プロレスで大事な気持ちの部分を持っている。これからいくらでも化けますよ」と礼夢の素質を絶賛。礼夢の返答については「憲法上それは認められない」と言い張り、「今井絵理子さんの加入は決定済みです。このご時世、未成年はちょっと危ないんで正式決定です。抱いてもらって大丈夫です。ボクが責任取りますので」と発表した。

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