元世界王者・宮崎亮が初回TKO負け「このまま続けていいのか」進退にも言及

 1回、アサエル・ビリャル(右)に攻められる宮崎亮(撮影・高部洋祐)
 アサエル・ビリャル(右)に1回TKO負けする宮崎亮(撮影・高部洋祐)
 アサエル・ビリャルに1回TKO負けを喫し、悔しそうな表情を見せる宮崎亮(撮影・高部洋祐)
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 「ボクシング・3150FIGHT vol.3」(14日、エディオンアリーナ大阪)

 元世界3階級王者の亀田興毅ファウンダー(35)がプロデュースする「3150FIGHT」が初のアリーナ大会に進出。第6試合フライ級8回戦で元WBA世界ミニマム級王者・宮崎亮(33)=KWORLD3=が、初回2分43秒TKOでWBC世界ライトフライ級8位のアサエル・ビリャル(29)=パナマ=に敗れた。

 元世界王者の宮崎が初回で散った。ビリャルに左フックを打ち込まれ、動きが止まる。そのまま左右フックの連打で防戦一方となり、レフェリーが試合を止めた。「何も出せずに終わった。悔しい。集中力が欠けたのが原因ですね。相手は世界ランカーで、勝っていたら世界戦できる可能性も浮上していたが自分でチャンスを逃した」と悔しがった。

 2階級制覇を目指し、昨年12月に5年4カ月ぶりに復帰。2連勝していたが、3戦目で痛恨の敗戦を喫した。「体はまだ動くけど、ボクシングの一戦一戦は大きい。ここで負けてしまったのはだいぶ痛い。34(歳)になるのでこのまま続けていいのか考えますね」と進退にも言及。

 毎試合減量に苦しむが、今回は順調だったという。「ジムの環境はいい。結局自分の気持ちの持っていき方。昔に比べたらそこが甘くなっている」と敗戦を見つめた。「興毅会長としっかり話をして、現役続行するのであれば、動くところまでやろうと思っています」と思いを口にした。

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