“高知の星”福永宇宙 人生初ダウンも無傷の11連勝“板橋のヤンキー”と壮絶打撃戦

 5回、山下賢哉(左)にボディを入れる福永宇宙(撮影・高部洋祐)
 8回、山下賢哉(右)に右を見舞う福永宇宙(撮影・高部洋祐)
 激闘を終え、健闘をたたえ合う福永宇宙(左)と山下賢哉(撮影・高部洋祐)
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 「ボクシング・3150FIGHT vol.3」(14日、エディオンアリーナ大阪)

 元世界3階級王者の亀田興毅ファウンダー(35)がプロデュースする「3150FIGHT」が初のアリーナ大会に進出。第4試合56・5キロ契約8回戦では日本スーパーバンタム級15位・福永宇宙(24)=黒潮=が自身初のダウンを奪われながらも挽回し、山下賢哉(26)=JBスポーツ=に3-0の判定勝ち。デビューから11連勝(5KO)とした。

 高知県唯一のプロジムである黒潮ジム所属の福永は20年に四国のジム所属選手として初の全日本に輝いた“四国のボクシング界の星”。ケンカファイトが身上の“板橋のヤンキー”山下の攻撃を初回から受け止め激しく打ち合った。

 3回にはパンチが自慢の山下の左右フックを浴びて初のダウン。KO寸前まで追い込まれたが、真っ向打ち返し4回から流れを取り戻した。「10戦10勝から第2のステージ、日本ランカーとして真価が問われる試合だと思っていた。ダウンも初めて取られて悔しさもあるが、この悔しさ忘れずにレベルアップしたい」。試合の運び方など反省点は残しながらも、気持ちの強さは十分に見せつけ、熱戦を制した。「高知県の田舎のジムですが、田舎でもやれるぞというところは少しは見せることができた。また3150FIGHTの舞台に立ちたい」と話した。

 敗れた山下は19年7月以来約3年ぶりの試合だったが、ブランクを感じさせない気迫を見せた。「一番驚いたのは採点。KOしなかったら向こうの勝ちと決まっていたんだなと思いますね」と判定に不満を示した。

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