力石政法 左アッパー一撃で東洋王座初防衛成功 試合前コロナ感染も間に合わせた

 勝利し、3150GIRLSと一緒に記念写真に納まる力石政法(中央)=撮影・高部洋祐
 トムジュン・マングバット(右)を攻める力石政法(撮影・高部洋祐)
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 「ボクシング・3150FIGHT vol.3」(14日、エディオンアリーナ大阪)

 元世界3階級王者の亀田興毅ファウンダー(35)がプロデュースする「3150FIGHT」が初のアリーナ大会に進出。セミファイナルの東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチでは王者の力石政法(28)=緑=が4回2分45秒TKOで同級13位のトムジュン・マングバット(24)=フィリピン=を沈め、5月に獲得した王座の初防衛に成功した。

 兄の前WBC世界ライトフライ級王者・矢吹正道(緑)がセコンドにつく中、力石は4回に左アッパー一撃のKO。「練習していたパンチ。手応えはありましたね」と納得の表情を浮かべた。

 試合直前に新型コロナに感染し、減量や最終調整に影響が出るアクシデントに見舞われたが、急な仕上げで間に合わせた。今後は減量が苦しいことからライト級に上げて世界ランカーとの対戦を熱望する。「東洋のベルトはいつ返上してもいい。世界を経験してみたい」と力を込めた。

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