新日G1・トンガ、ブロック初突破!全勝ホワイト撃破「人生は突然ご褒美をくれる」

 ジェイ・ホワイト(左)を攻めるタマ・トンガ
 勝利したタマ・トンガ=日本武道館
 ジェイ・ホワイト(下)を攻めるタマ・トンガ
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 「プロレス・新日本」(16日、日本武道館)

 28人が4ブロックに別れて争うシングルリーグ戦「G1クライマックス」のブロック最終戦8試合が行われ、Bブロックはタマ・トンガが決勝トーナメント進出を決めた。

 5戦全勝で勝ち点10のホワイトと勝ち点8で追うタマ・トンガの勝者がブロック突破を決める一戦。両者はバレットクラブの同門だったが、ホワイトの裏切りによりトンガが追放された因縁がある。

 トンガは初一騎打ちのホワイトに怒りをぶつけるかのように攻め込んだが、ホワイトも老かいなインサイドワークで反撃し、その後は一進一退の熱戦に発展。一時はトンガがヴェレノ、シュープリームフローなどの大技連発で追い込んだが、粘り仕留めきれず。その後は両者大技の応酬となり、トンガが最後は再三逃げられた必殺のガンスタンを成功させて3カウントを奪った。

 恨みを晴らして自身初のブロック突破を決めたトンガはインタビューで感無量。「予想はしていたけれど、ジェイ・ホワイト、お前は俺が思っていたよりも強く、いいプロレスラーだった。時に人生は突然ご褒美をくれることがある。しかし、その逆のことが多い。ただ、生きているとすべてが最良で、何も足すことも何も除外することもなく、すべてが目の前にそろってしまう瞬間がある。それが今日だったかも知れない」としみじみ語った。

 続けて、「ときに人は怠け者になり、これ以上頑張れないという瞬間もある。しかし、自分が飛べるか飛べないか、実際に崖から飛び下りてみないと分からないだろう。ジェイ、ありがとう。俺の背中を教えてくれて。俺は今、飛び方を知った。どこまで飛んで行くのかは神のみぞ知る。しかし、より高み行くことだけは分かっている」と、ホワイトに感謝しつつ、飛躍の手応えを感じていた。

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