ウシクがヘビー級世界王者防衛果たす ウクライナ領土防衛隊から復帰戦を判定勝ち

 ボクシングのヘビー級世界3団体統一王者のオレクサンドル・ウシク(35)=ウクライナ=が20日、サウジアラビアのジッダで元王者のアンソニー・ジョシュア(英国)と対戦し、2-1の判定で王座防衛を果たした。母国はロシアによる侵攻を受けており「祖国や国民、兵士のために勝利した」と話した。

 昨年9月にジョシュアを破り、WBA、WBO、IBFの王座を獲得。2月に領土防衛隊に入隊したが、AP通信によると病院を訪れた際に負傷兵に復帰を促されて再戦を決めた。

 米国の老舗専門誌「ザ・リング」の全階級を通じた最強ランキング「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」では6月に井上尚弥(大橋)に抜かれるまで1位だった。

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