新日本・棚橋「愛してまーす」大合唱に喜びの涙!オカダとの千両役者コンビで白星締め
「プロレス・新日本」(5日、後楽園ホール)
約2年半ぶりに声出し応援が解禁され、棚橋弘至とオカダ・カズチカの千両役者コンビが勝利でメインイベントを締めた。
入場制限50%ながら全席完売の観衆から熱狂的な声援を受けた2人は、10月10日の両国国技館大会でオカダを一騎打ちするJONAH、シェイン・ヘイスト組を迎撃。棚橋が巨漢JONAHに圧倒される場面もあったが、最後は2人でJONAHをブレーンバスターで投げて排除し、孤立したヘイストに棚橋がハイフライアタック、ハイフライフローを投下して、観衆の「ワン・ツー・スリー」の絶叫とともに3カウントを奪った。
試合後マイクを持った棚橋は感無量で言葉が出ず。観衆の声に気を取り直すと、「ついにこの日が来ました。2年半の間、拍手での応援、新日本プロレスについてきてくれてありがとうございました」とファンに感謝した。
続けて「もうちょっとの我慢。みんなでもう少しルールを守って、必ず近い将来、いつもの日常を取り戻しましょう」とお願いして、マイクをオカダにパス。オカダは「いつもこれぐらいの歓声は感じて戦ってましたし、まだまだこんなもんじゃないでしょう。まだまだみなさんの熱い声援が必要です。楽しい戦いをくり広げていきますのでよろしくお願いします」とアピールした。
そして、決めゼリフの「金の雨が降るぞ!」を叫ぼうとしたが、「せっかく声が出せるんだから、こっちだよね」と棚橋にマイクを返すと、棚橋は決めゼリフ「後楽園ホールのみなさん、愛してまーす!」を大観衆ともに絶叫した。
そして、棚橋はバックステージに現れると、「うれしすぎて何も浮かんでこない」と涙。「また新たな始まりです。2年半という月日は長かったですが、この2年半をみなさんの声援がたった1日で埋めてくれました。まずは第一歩です。今日の喜びをずっと、ずっとみんなと共有したいのであれば、気をつけて生活していくことが大事だと思う」と呼びかけ、最後は2年半の間、耐えて応援し続けたファンに「心の底から誇りに思います。ありがとうございました」と改めて感謝した。