G1覇者ザックが野望ブチ上げる「ヴィーガニズムをプロレス業界に布教したい」 IWGP挑戦は10・14両国

 G1クライマックス優勝トロフィーを手にポーズを決めるザック・セイバーJr.
 G1クライマックス優勝を報じるデイリースポーツを手に笑顔のザック・セイバーJr.
 G1クライマックス優勝から一夜明けて記者会見を行うザック・セイバーJr.
3枚

 18日に両国国技館で行われた、新日本プロレスのシングル最強を決める「G1クライマックス34」の優勝決定トーナメント・ファイナルで辻陽太(30)を破って優勝したザック・セイバーJr.(37)が一夜明けた19日、都内で記者会見を行い、「(17日の準決勝と合わせて)この2日間の両国国技館は、キャリア最高の会場でキャリア最高の試合ができた」と振り返った。

 この日、9・29神戸ワールド記念ホール大会で、王者・内藤哲也にG1公式戦で内藤を破ったグレート-O-カーンが挑戦し、その勝者に10・14両国国技館大会でザックが挑戦することが発表された。

 ザックは内藤とオーカーンのどちらに挑戦した以下については「どっちでもいいよ」と日本語で話しつつ、「僕にとってこのタイトルマッチは、日本で一番人気がある選手を倒してベルトを取ることが、何よりインパクトがあると思う」と、暗に内藤への挑戦を希望した。

 外国人としては2016年のケニー・オメガ以来2人目、英国人としては史上初の優勝で、決勝のサブミッションでのフィニッシュは04年の天山広吉以来20年ぶりとなったザックだが、ヴィーガン(完全菜食主義)の選手の優勝も史上初。

 ヴィーガンを初めて9年になるというザックは、前夜のセレブレーションディナーも「豆腐をいっぱい食べた」といい、「近々ヴィーガン初のIWGP世界ヘビー級王者になる。ヴィーガニズムをプロレス業界に布教していきたい。伝統的な和食も、とてもヴィーガンに近いものがある。プロレスラーにヴィーガンとはなんたるかを教育したい」とブチ上げた。

 また、前夜に続いて改めて旧師のノア・小川良成さんについて「ノアに入ると小川さんが面倒を見てくれるのでお世話になったし、タッグパートナーとしてコーナーという最高の場所で彼のプロレスを見られたのが大きい。テクニカルと言われるが、彼はベーシックスタイルをやるべきだとすごく言う人だった。それが常に頭にある。流されずにまず基本からという小川さんの言葉が、毎日頭に響いている」と語り、改めて感謝を表していた。

 なお、この日発表されたIWGP世界ヘビー級選手権試合以外のタイトルマッチは次の通り。

 ◆9・8後楽園ホール NJPW WORLD認定TV選手権試合 〈第5代王者〉ジェフ・コブ-〈挑戦者〉辻陽太※3度目の防衛戦

 ◆9・9後楽園ホール NEVER無差別級選手権試合 〈第45代王者〉HENARE-〈挑戦者〉高橋ヒロム※初防衛戦

 ◆9・11仙台サンプラザホール IWGPジュニアヘビー級選手権試合 〈第97代王者〉DOUKI-〈挑戦者〉石森太二※初防衛戦

 ◆9・14登別市総合体育館 NEVER無差別級6人タッグ選手権試合〈第29代王者組〉棚橋弘至、矢野通、ボルチン・オレッグ組-〈挑戦者組〉EVIL、高橋裕二郎、ディック東郷組※初防衛戦

 ◆9・29神戸ワールド記念ホール IWGP GLOBALヘビー級選手権試合 〈第3代王者〉デビッド・フィンレー-〈挑戦者〉YOSHI-HASHI※2度目の防衛戦

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス