大逆転KO勝ちの溝口COO 朝倉未来からLINEに笑顔「たまにしか褒めてくれないので」BDの今後「安定的に。生計立ててる人もかなりの人数」
「BreakingDown14」(8日、さいたまスーパーアリーナ)
朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベントの第14回大会が開催され、大会終了後に溝口勇児COOが取材に応じた。
この日は選手として出場し、問題児ラッパー、SATORUを相手に試合終了直前に劇的なKO勝ちを収め、4連勝を飾った溝口氏。試合後、UFCに挑戦する弟・海のサポートのため、今回はリモートでの参加となった朝倉未来からLINEがあったことを明かし「未来くんからLINEで連絡きて、『興奮した。最高です』って。彼が絵文字つきで送ってきた。なんかちょっとうれしかったです。朝倉未来ってあんまり絵文字つかわない。あいつ、たまにしか褒めてくれないので」と笑顔。「今回もラスベガスにいるのに結構負担をかけてしまった。それは自分が情けないなと思った。自分で解決しようと思ってたけど、CEOの力を借りなきゃいけないところがあった。試合ではせめて盛り上げられたらと思っていた」と明かした。
試合では開始10秒でダウンを奪われた溝口氏は、鬼の形相でそこから盛り返した。膝蹴り連打でSATORUにダメージを与えると、残り5秒で左→右のコンビネーションで、ゴングとともにSATORUをリングに沈めた。観客席や審査員席も含めて総立ち状態となった。本意ではないながらも、戦い続けるCOOは試合後「おい、未来見てっか!おい。勝ったぞ。あんまり途中からアドレナリン出過ぎて記憶がない。気持ちだけで戦った感じです。格闘技って奥深いなって思いました」と、充実の表情。今大会は外国人選手2人が入国できない事態に陥り、アンチからの批判も殺到していたようで「正直昨日の記者会見からずっとイラついてた。アンチお前らうるせえんだよ、ぶっ飛ばすぞ。いくらでもかかってこい」と挑発して締めくくっていた。
1年を振り返り「ずっと一発屋、一発屋と7回大会ぐらいから“終わる”と言い続けられて、その都度いろんな企画を考えながら一丸になって頑張ってきた。オーディションが始まったのが4回大会でこれぐらいの盛り上がりを続けてこれたのは関係者、ファンの皆さんのおかげ」と感謝。興行としての習熟を感じているようで「一方でコンテンツは既視感がでてくる。どーんときたところから安定稼働になる時期だが、ずっと続けて行く中では今回の興行の成績も過去と比べてもいい。興行としてもビジネスとしてもすごくいい成績。あとは毎回毎回ピークをもってくるのは難しいが、年に1回はこういう大きな興行を打って、それ以外はコアなファンにBDを好きでいてくれる人たちに届けられるようにしたい。安定的に運用していくことも考えていかないといけない。BDで生計を立ててる人もスタッフを含めてかなりの人数になってきている。ちゃんと安定的に運営しつづける責任もある。ちゃんとやっていきたい」と見据えた。