「元気ですかー!!」アントニオ猪木がAIで復活 ダジャレも披露でどよめき「元祖AIです…フッフッフ、くだらねえか」
22年10月に79歳で死去した元プロレスラーのアントニオ猪木さんのライセンス運営管理を行う猪木元気工場(IGF)は、猪木さんの誕生日である20日、実弟の猪木啓介さん(77)が新社長に就任したと発表した。都内で披露パーティーを開き、啓介社長は「日本にもう一度元気になってもらうため、元気を発信していきたい」と所信表明を行った。
また、イベントの最後には、猪木さんのホログラム映像と生成AI音声を融合させた“猪木ロイド”も初披露され、第一声で「元気ですかー!!」と叫び、拍手を受けた。IGFによれば、映像と生成AI音声を融合させて実施するのは日本初の試みだという。過去の猪木さんの音声データを学習させ、生成AIがテキストとして出したものを音声化。さらに、それに映像を合わせて“燃える闘魂”を2025年によみがえらせたという。
AI猪木は「まさか私もAIになって皆さまに挨拶するとは思いませんでした。AI…。私もその元祖AI(アントニオ猪木)です。バカヤローっ!!フッフッフ…くだらねえか。相変わらずバカを言っております」と、本人顔負けのダジャレも飛び出し、350人の参加者から大きなどよめきと笑いが起きた。
「最後は例のやつで締めたいと思います」というと、壇上に上がった藤波辰爾(71)、藤原喜明(75)、佐々木健介(58)らとともに「1、2、3、ダァーーッ!!」の大合唱。今後も改良していく予定だといい、啓介さんは「最初にしてはよくできていたと思う。もっと本物に近づけていきたい」と笑った。



