井上尚弥戦へ中谷潤人 階級転向“前倒し”も示唆「すぐ上がるかも」尚弥からの来春対戦要求でモチベーションに「期待大きくしたい」
ボクシングWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27)=M・T=が7日、神奈川県相模原市で取材に応じた。3月31日の年間表彰式で、4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31)=大橋=から来春に東京ドームでの対戦を呼びかけられたことを受け、「名前を出してもらえて、そういう(公の)場では初めてだったので気合は入った。でも(今まで以上に)目の前の試合が大事になってくる。周りの人からも(尚弥戦に関して)声を掛けられるし、やっぱり期待感は大きく感じる。その期待感をより大きくできるようにというモチベーションにもなっているし、次戦が本当に大事になる」と改めて心境を語った。
現在バンタム級で圧倒的な強さを見せている中谷は他団体王者との統一戦を目指しているが、スーパーバンタム級での対戦が見込まれる尚弥との頂上決戦に向けて、階級を上げて実戦を挟む計画を明かしている。今後の階級に関する現状の考えについて、「あんまり、バンタムで長くはいないのかなと。体的、フィジカル的な部分で思っている。僕の気持ち次第で(スーパーバンタム級に)すぐに上がっちゃうかもしれない」と前倒しで転向する可能性も示唆した。
来春の夢の一戦が具体的となり、互いに負けられない1年となるが、中谷は「総合的にレベルアップしていかないといけない。勝ち負けは後からついてくるもの。悔いのないように一戦一戦やっていきたい。本当に大きなファイトとなるが、井上選手との戦いを見据えすぎるんじゃなく、一戦一戦今の自分と向き合って成長していければいい」と変わらぬスタンスを強調した。
この日は、6月頃に見込まれる次戦に向けて、ゴルフ場で行っている走り込み合宿を公開。インターバル走やサーキットトレーニングで汗を流した。「しんどいことを乗り越えないといい景色は見えない。自分自身と対話していく」と力を込めた。
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