帝拳で“一番生意気”な23歳・高見亨介が日本王座初戴冠で直訴「世界挑戦させて」「怒られるかもしれないが」 タフな王者に6回TKO完勝で猛アピール

 「ボクシング・日本ライトフライ級タイトルマッチ」(8日、後楽園ホール)

 同級1位の高見亨介(23)=帝拳=が、王者の川満俊輝(29)=三迫=に6回2分26秒TKO勝ちし、9勝(7KO)無敗で初タイトルを戴冠した。タフな実力者相手に衝撃的な完勝劇を見せ、試合後はリング上で「内容によって大口をたたこうと思っていたが、(本田)会長、世界に挑戦させてください。自信はあります」と高らかに直訴した。

 今月5日に23歳になったばかりの高見は、前に出てくる王者をうまくさばきながら、的確なカウンターで終始リードした。鋭いボディーやフックでダメージを与えると、6回、連打をまとめたところでレフェリーストップ。喜びを爆発させ、「決して楽な試合じゃなくキツい部分もあったが、それを超えて獲ったベルトなので価値があり、うれしい。やっていて川満選手の気合と白熱した試合展開をすごく感じて、これがチャンピオンになる選手なんだなとかみしめながら試合をした。仕留め切れたのは率直にうれしい」と、相手への敬意も込めながら声を弾ませた。

 主要4団体で世界ランク入りしており、世界挑戦を強烈にアピール。強い闘志も見せた23歳に、帝拳ジムの本田明彦会長は「久しぶりに若くて素質のあるチャンピオンが出てきた。頭もいいし。一番うちで生意気だから。(那須川天心より?)そうだよ(笑)」と目尻を下げ、世界挑戦へのGOサインを示唆。リング上でアピールした高見は「倒し切れたら偉そうなことを言ってもちょっとは許されるかなと(笑)。これから怒られるかもしれないけど」と舌を出しつつ、「(自信が)さらに確信につながった。(世界挑戦を)やりたい気持ちがさらに高まった」と目を輝かせた。

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