計量失格&CEOの舌禍騒動 ONEとSBが和解成立を報告 チャトリ氏が直接謝罪「対話を通じて相互理解」
格闘技団体のONEは14日、先月23日にさいたまスーパーアリーナで開催されたONE日本大会における海人VSグレゴリアンの体重超過による中止問題、その後のチャトリCEOの舌禍騒動について、海人が所属するシュートボクシング(SB)協会と和解したことを発表。海人とSBサイドに直接謝罪に赴いたといい、「直接会談の場を設け、誠意をもって協議いたしました。シュートボクシング協会および海人選手に対しまして、記者会見での不適切な発言について深くお詫び申し上げるとともに、建設的な対話の場にご参加いただき、ご理解を賜りましたことに心より感謝申し上げます」と報告した。
3月のONE日本大会で、初代K-1スーパーウエルター級王者のグレゴリアンの計量失格により試合中止となったが、チャトリCEOは大会後の総括会見で、キャッチウェイトでの試合を受け入れなかった海人側を非難。ただ、これについて海人やSB側、日本の格闘技関係者やファンから疑問の声が上がり、2日後には発言撤回と謝罪の声明を出していた。
ONEは「計量および試合実施に関するプロセスにおいて、当事者間で認識の相違が生じており、結果として不本意な誤解を招くこととなりました。今回の対話を通じて、両者の立場と見解を共有し、相互理解を深めることができました。今後はこのような認識の齟齬が生じないよう、大会前のルールやプロセスの確認をより徹底し、明確なコミュニケーション体制を構築していくことで合意いたしました。ONE Championshipはシュートボクシング協会との建設的な関係を大切にしております」とし、「すべての選手が公正な環境で競い合えるよう、一貫したルール適用と透明性のある大会運営を堅持して参ります。今回の対話から得た知見を活かし、格闘技の国際的発展と選手の安全確保の両立に向け、より一層の努力を重ねて参ります」と再発防止を期した。
また、SBも、緒形健一代表の名前で声明を出し、「4月9日、ONEのチャトリ・シットヨートン氏より、一連の騒動に対する謝罪の申し出がありました。協会はチャトリCEOの謝罪を受け入れ、真摯的な話し合いを通じて共に格闘技界の更なる発展と健全化に向けて協力体制を築くことを約束し、正式に和解いたしました」と報告。「また翌10日にはチャトリCEOより、海人本人も同席の上、『ONE172』大会後の記者会見における海人に対する不適切な発言と認識違いによりお互いの関係に軋轢を生んでしまったことについて深く謝罪いただきました。当協会としても計量および試合成立までのプロセスに関する認識の違いがあったことを認め、今後は両団体間での共有事項の明確化を図っていくことを徹底していく所存です。自らの非を認め誠心誠意言葉を尽くし、海人に謝意を示してくれたチャトリCEOには敬意を表します(中略)。今回の件を通して国内と海外のイベントにおけるシステムの違いなど、改めて学び見識を深める機会となりました」とつづった。
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