小橋建太が天龍源一郎&藤波辰爾と豪華トークもファン“聞き取れず”失笑「僕は滑舌界で若手、2人は横綱」レジェンド3人が秘話披露
元プロレスラーの小橋建太(58)による自主プロデュース興行「Fotune Dream10」が16日、後楽園ホールで行われた。第4試合として、小橋は天龍源一郎(75)、藤波辰爾(71)との30分一本勝負の3WAYトークバトルを行い、数々の思い出話を披露したが、天龍をはじめとして3人の話し声が会場の音響では聞き取りづらく、ファンから失笑が漏れる場面も続発した。
プロレス界の大物3人による鼎談に会場は登場から大盛り上がりとなったが、声が聞き取りづらいことでも有名な天龍がマイクを取ると、第一声でファンから失笑が漏れた。さらに、滑舌が悪いことで知られる藤波の話も聞き取れない箇所が発生し、会場からは「字幕がほしい…」と親しみを込めて笑いが起きた。会場の様子を察したMCからも「(後日の)放送では字幕がつきます」とイジられたが、小橋は「僕は滑舌(が悪い)界では若手。2人は両横綱」と自虐で笑いを誘った。
それでもレジェンド3人の貴重な思い出話にファンは必死に耳を傾けた。小橋はプロレスファンだった中学生時代、会場で初めてサインをもらったプロレスラーが藤波だったと激白。「最初はダイナマイト・キッドにいったが、書くフリをしながら(手渡した)パンフレットとペンを(床に)たたきつけられた。ショックだったが、その後に藤波さんがいて、サインをもらいにいったら快くしてくれた」と、ドラゴンの人格者エピソードを明かした。
また、全日本プロレスの新弟子時代には、大先輩の天龍から愛車ボルボの洗車を頼まれ、道場からガソリンスタンドまでの200メートルほどの狭い道をおそるおそる往復した思い出を披露。「こすらないようにドキドキしながら運転して、キーを天龍さんに戻しに行ったら『おう、ありがとう』って小遣いをくれたんです。もう40年近く前だが、5万円ですよ」と豪傑エピソードを明かした。入門前のサラリーマン時代は月収10数万円だったというだけに感激したと振り返ったが、天龍からは「5万円返して」とハッキリと聞き取れる口調で返され、「いい思い出を壊さないでください」と苦笑いしていた。
このほかにも、この日が創業記念日の後楽園ホールにまつわるそれぞれの秘話などを披露し、あっと言う間の時間切れでファンを楽しませた。

