那須川天心がWBOアジア・パシフィック王座を返上「次を目指すため」帝拳も「世界へ強く踏み出す姿勢の表れ」と報告
ボクシングの帝拳ジムは17日、WBOアジア・パシフィック・バンタム級王者の那須川天心(26)=帝拳=が同日付で、同王座を返上したと発表した。天心は所属ジムを通じ「自分としてはチャンピオンベルトにあまり執着がなく、返上となってもピンと来ないところもありますが、次を目指すためにもというところです。まあ、出会いもあれば別れもあります(笑)。守るよりは攻める方が自分にも合っていると思うので、これからも頑張っていきます」とコメントした。
天心は昨年10月、プロボクシング転向後は初タイトルとなる同王座を獲得。今年2月にはノンタイトル10回戦で、前世界王者のジェーソン・モロニー(オーストラリア)に判定勝ちしていた。6月頃に予定される次戦を世界前哨戦とし、年内にも世界タイトルに初挑戦する可能性がある。
帝拳は今回のタイトル返上について「WBCでは世界1位となり、WBAやIBF、WBOでも世界上位に名を連ねている那須川にとって、世界へ向けてより強く踏み出す姿勢の表れとなっています」とした。




