那須川天心、5・4復帰戦の朝倉未来を心配「本来の目的失ってる」「自分のためだけに戦って」平本蓮との雪辱戦消滅で相手変更
プロボクシングWBC世界バンタム級1位の那須川天心(26)=帝拳=が18日、都内で取材に応じた。古巣のRIZINで、5月4日の東京ドーム大会「-男祭り」で復帰戦を行う朝倉未来(32)に関して「一番言いたいのは、みんなのためじゃなくて、自分のためだけに戦ってくださいと。そうやって戦わないと絶対勝てないと思うので」と熱いエールを送った。
朝倉は昨年7月、平本蓮(26)に敗れて引退を表明していたが、平本とのリマッチとして5・4東京ドームでの復帰が決まった。ただ、因縁の相手が肩を負傷したため同カードが消滅。マッチメイクが難航したが、今月9日に前フェザー級王者・鈴木千裕(25)との対戦がようやく決まった。
東京ドーム大会のメインを張った経験もある天心は、盟友の朝倉について「相当大変な舞台に立たされているなと思う。決まっていた試合が流れたり、相手が変わったり、メンタルがすごく大変。だって本来の(リベンジマッチという)目的を失っているわけじゃないですか」とおもんぱかった。「相手が変わって、やる目的はないけど、なんかみんなのために復活するっていうのは(難しいのではないか)。今回は自分のために戦ってくださいっていうのは伝えたい」と力を込めつつ、「(現地観戦は?)行けたら行く」と友人からの誘いのようなノリで答えた。
自身はこの日、プロボクシング転向後7戦目となる次戦として、6月8日に東京・有明コロシアムでWBA6位ビクトル・サンティリャン(29)=ドミニカ=とバンタム級10回戦で対戦することが発表された。年内にも実現の可能性がある世界タイトル挑戦に向けた前哨戦という位置づけで、「ボクシングを始めて2年で、ここからが勝負。今回の試合でものろしを上げたい」と意気込んだ。





