柔道金メダリストが人生初の屈辱!ウルフアロン、絞め落とされて悪夢の黒星 長身2mのOSKARに敗れ“推し変”する女性ファンの姿も
「プロレス・新日本」(26日、大田区総合体育館)
真夏の祭典「G1クライマックス」Bブロック公式戦が行われ、NEVER無差別級王者のウルフアロン(30)は、身長2メートル超のOSKAR(オスカー、28)に9分50秒、ナイトメアホールド(裸絞め)によるレフェリーストップで敗れた。ウルフは2連敗で2勝2敗(勝ち点4)、OSKARは3勝2敗(勝ち点4)。柔道時代を含め、公式戦で絞め落とされるという人生初の屈辱を味わった。
東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストを“悪夢”が襲った。ノックアウトブラザース(K.O.B)としてタッグ戦線を席巻している身長201センチ、体重115キロのOSKARとの一騎討ちで、頭一つ大きい相手に逆水平チョップやタックルなどで真っ向勝負にいったウルフは序盤、強烈なカバージョでダメージを負ったが、ロープに振ってからの裏投げで反撃態勢に入った。
1度目のナイトメアホールドはアームブリーカーで回避し、肩車式スラムから必殺の逆三角絞めに入ったが、長い脚でロープにエスケープされた。2度目のナイトメアホールドは背負い投げで返し、走ってきた相手を豪快なパワースラムで迎撃。ただ、アングルスラムは逃げられ、ツームストン・パイルドライバーを脳天から食らってしまい、3度目のナイトメアホールドに捕らえられると胴締めも加わって万事休す。現代の国際柔道ルールでは禁止されている胴締め&裸絞めのWコンボになすすべなく失神し、レフェリーストップでゴングが打ち鳴らされた。
柔道時代も味わったことのない失神負けを喫したウルフはノーコメント。金メダリストを絞め落としたOSKARは「俺のG1がやっと始まった。五輪金メダリストに勝てた。皆の悪夢が始まるぞ」と高笑いした。
まさかの事態に会場も騒然となった。ウルフのTシャツを着た女性ファンの1人は本紙の取材に「応援で声が枯れました」と悔しさをにじませつつ、どこか目を輝かせながら「OSKARがかっこよかった~」と、長い手足と端正なルックスで人気急上昇中の相手に心を奪われたようにつぶやいた。女性はTBSラジオのレギュラー番組「目覚めのウルフ」(毎週日曜午前7時~)を毎回聴いてメールを投稿したこともあるという熱狂的なファンを自称したものの、記者の視線を察して背中側に隠した物販のビニール袋には、購入したばかりとみられるOSKARのTシャツものぞいていた。
G1初出場のウルフはデビュー1年目としては史上初の1勝を挙げ、不戦勝で2勝としたが、これで2連敗。名誉もファンも奪われた金メダリストの逆襲劇はあるのか-。
