J1徳島が終了間際に追いつく 同点弾の小西「どうしても結果につなげたくて」

 後半、同点ゴールを決めた徳島MF小西雄大(中央)
 後半、同点ゴールを決め、駆けだす小西(中央)=ポカリ
 清水と引き分けた徳島イレブン=ポカリ
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 「明治安田生命J1、徳島2-2清水」(11日、ポカリスエットスタジアム)

 徳島が終了間際に同点に追いつき、ホームで勝ち点1を手中に収めた。

 1点リードされた試合終了間際、MF小西雄大(23)が右サイドでワンツーから抜け出すと、絶妙なシュートフェイントで相手をかわして左足を振り抜いた。執念の同点弾を決め、大きくほえた小西。「チームが苦しいのもわかっていたし、僕自身、試合に出ても自分らしいプレーができていなかった。どうしても結果につなげたくて、感情が爆発しました」と、今季初、J1初ゴールを振り返った。

 試合開始早々にはロングスローから混戦に持ち込まれて先制を許した。しかし14分、MF渡井理己(21)がゴール正面、ペナルティーエリア外から強烈な右足のミドル。「きょうは狙っていこうと思っていた」とゴールへの意識をむき出しにし、同じく今季初、J1初ゴールで引き分けに貢献した。

 ここから五輪による中断期間に入り、次節は来月9日のG大阪戦。ダニエル・ポヤトス監督(43)は「選手たちは本当にいいサッカーをして、自分が目指しているサッカーが見えたと思う」と、手応えを口にした。勝利のため、J1残留のため、チームとしてさらなる熟成を目指す。

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