スペイン 五輪4強入りの救世主は岡崎慎司のチームメート

 延長後半、自身2点目のゴールを決め、喜ぶスペインのミル
 試合終了間際、ハットトリックを達成し、駆けだすスペインのミル(9)
 延長戦の末、コートジボワールに勝利し、喜ぶスペインイレブン
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 「東京五輪・サッカー男子・準々決勝、スペイン5-2コートジボワール」(31日、キューアンドエースタジアムみやぎ)

 東京五輪に出場しているサッカー男子のスペインは31日、準々決勝でコートジボワールと対戦して、5-2で勝利。途中出場のFWラファ・ミルが土壇場の同点ゴールを含むハットトリックを達成してベスト4に進出に導いた。

 コートジボワールが90分に勝ち越しの2点目を挙げた直後に投入されたミールはロスタイムに入った92分にチームを敗戦から救う同点ゴールを決めた。さらには延長戦に入った97分のPKで逆転した後の116分、120分に連続得点してハットトリックを達成した。

 ミルはウルヴァーハンプトン(英)所属ながら最近数シーズンは複数チームへレンタル移籍しており、昨季は元日本代表FW岡崎慎司と同じウエスカ(スペイン)でプレー。昨季は国内リーグで13得点を決め得点ランクのトップ10入りを果たす活躍を見せた。

 ミルは試合後「良い形で試合に入るよう、与えられたチャンスを生かすように考えていた。何よりチームが勝ち抜けたことが嬉しい」と第一声。準決勝については「大事なのは自分たち自身。僕らは試合に出る選手も出てない選手たちも先発できるだけの力があると思う。僕らは落ち着き、自分たちの力を信じることで大きなことができる」と話した。

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