J1広島・城福浩監督が退任 今季で契約満了 双方合意でシーズン途中に決断
J1広島は26日、城福浩監督(60)が25日付で退任したと発表した。今季の残り5試合は沢田謙太郎ヘッドコーチ(51)が監督として指揮を執る。
2018年に監督に就任した城福氏は17年に15位と低迷したチームを2位に導いたが、19年6位、20年8位と年々順位を下げた。4年目の今季は33試合を終えて11勝12分け10敗の10位。23日の仙台戦に敗れたがJ1残留を確定させていた。
今季で広島との契約が満了となる城福氏だったが、クラブとの話し合いの末、双方合意の上でシーズン途中での退任に至ったという。クラブを通じ「最後まで一緒に戦うことができなくなったことは無念だが、来年以降、チームがさらなる高みにいくこと、来る新スタジアムでのシーズン(24年)で優勝を争うチームになることを信じております」などとコメントした。
沢田氏は現役時代に柏と広島でプレーし、引退後は広島で下部組織の監督などを歴任。昨年からトップチームのヘッドコーチを務めていた。「監督を任された以上、責任と覚悟を持ち、少しでもチームが良くなるように全力を尽くします」とのコメントを発表した。