サッカー日本協会・須原専務理事 秀岳館の暴行問題に「憤りを感じる」

 日本サッカー協会(JFA)の須原清貴専務理事は19日、理事会後のオンライン取材に応じ、熊本県八代市の私立秀岳館高サッカー部で30代の男性コーチが部員に暴行するなどした一連の問題を巡り、「サッカー界として暴力、ハラスメントの完全なる根絶に取り組んできたが、まだこのようなことが起きていることは残念であり悔しいし、憤りを感じている」と強い口調で語った。

 秀岳館高では先月20日、サッカー部員が暴行されている動画のSNSへの投稿が発覚。八代署が同25日に男性コーチを暴行容疑で書類送検した。学校側は同26日付で段原一詞前監督と男性コーチを謹慎処分とし、サッカー部の活動は継続していた。今月に入って学校側は男性コーチを懲戒免職とし、段原前監督は退職願を提出し、受理されていた。

 須原専務理事は2日に熊本県協会の関係者と秀岳館高を訪れ、学校側から経緯など聞き取りを行っている。今後については「警察の捜査が進んでいるので、我々が支障になってはいけない。しかるべきタイミングで可及的速やかに動けるために情報収集している」とし、県協会と連係しながら処分について検討を進めていく方針を示した。

 一方で「重要なのはサッカー部の活動、サッカーを楽しむ子供たちの環境を継続できるように支援できるのか。どうすれば選手たちの環境を守れるか、議論しながらJFAとしてできることをやっていきたい」と、被害者である子供たちを支えていく考えを強調した。

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