神戸 終了間際イニエスタ直接FK弾もVARで取り消し“裏天王山”に敗れ最下位転落

 前半、ファウルを受け転倒する神戸・イニエスタ(撮影・棚橋慶太)
 後半アディショナルタイムの同点ゴールがビデオ判定で取り消され主審に激しく詰め寄る神戸・イニエスタ(左)ら(撮影・棚橋慶太)
 前半、ヒールで前線にパスを出す神戸・イニエスタ(撮影・棚橋慶太)
3枚

 「明治安田生命J1、湘南2-1神戸」(21日、レモンガススタジアム平塚)

 神戸が湘南との“裏天王山”に敗れ、再び最下位に転落した。

 勝ち点7同士で降格圏内に沈む両チームの一戦。FW大迫ら負傷者が相次いでいる神戸のロティーナ監督は、18日の川崎戦(ノエスタ)から中2日にもかかわらず、同じ先発メンバーを送り出した。「フィジカル的に問題ないが、コンディション的に、前節プレーした選手がどういう状態にあるのか見て判断したい」と語っていた指揮官は、38歳のMFイニエスタも先発起用した。

 引いて守備を固める湘南を攻めあぐみ、後方でボールを回すだけで時間が過ぎていった。連戦の疲労もあるのか球際でも後れを取った。前半40分には与えてはいけない先制点を許した。湘南DF杉岡の強烈な左足ミドルシュートをGK前川が弾き、こぼれ球をFW町野に押し込まれた。前半46分にイニエスタが苦し紛れに振った左足が初めてのシュートだった。

 ロティーナ監督は機能不全に陥っていた右サイドの活性化を狙い、後半開始からMF郷家をFW小田に、DF山川をDF初瀬に代えた。後半6分にはミスから追加点を奪われた。初瀬のバックパスを町野にさらわれ、無人のゴールに流し込まれた。

 2点を追いかける神戸は後半9分、MF汰木に代えてFWボージャンを投入。同14分にはイニエスタのCKをDF菊池が頭で合わせて1点差に迫った。ボージャンは同16分にドリブルで持ち込みシュートを放ったが、湘南GK谷の好守に阻まれた。後半23分に小田が警告を受けた際には、声出し応援が禁止されているにもかかわらず、ゴール裏の神戸サポーターから判定に対してブーイングや罵声が飛んだ。

 終了間際にイニエスタが直接FKを決め、同点に追い付いたとみられたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入で、武藤のハンドの判定となり、ゴールは取り消された。

 神戸は14試合を終え、1勝4分け8敗で勝ち点7のまま。残留争いを演じる相手との直接対決で手痛い敗戦を喫した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス