J1柏 上位対決敗れ3位後退 ネルシーニョ監督「劣っていたとは思わない」
「明治安田生命J1、柏2-3広島」(14日、三協フロンテア柏スタジアム)
柏が打ち合いとなった上位対決に敗れて2017年以来となる5連勝を逃し、3位に後退した。ネルシーニョ監督は「決定機も相当数作れていた。残念ながら結果こそ勝利で飾れなかったが、内容など劣っていたとは思わない」と前を向いた。
開始4分でセットプレーから先制点を許したが、同点弾は同41分。MF椎橋慧也、FW小屋松知哉からつながったボールをペナルティエリア内でFW武藤雄樹が受けると右足で冷静に流し込んだ。「調子がいいなという感覚がある」。前節の京都戦での逆転決勝弾に続く2戦連発となった。1-1の後半2分に右サイドからDF川口尚紀がクロスを入れると相手DF荒木隼人のオウンゴールを誘発し一時逆転。ただ後半16分に同点にされ、その6分後には逆転を許した。武藤は「僕達は3失点してはいけないチーム。ディフェンスだけの責任でなく、チーム全体としての話。僕達が勝ち続けるならば3失点はいただけない」と悔やんだ。
首位の横浜Mとは1試合消化が多い状況で勝ち点6差。逆転優勝を狙う柏にとっては痛い1敗となった。それでも武藤は「上にいくためには連敗は絶対にしてはいけない。次にもう一回勝てるようしたい」と次節へ気持ちを切り替えた。