８日のＪ１リーグ最終節で２連覇を達成した神戸の吉田孝行監督（４７）とＤＦ本多勇喜（３３）、ＤＦ山川哲史（２７）が９日、兵庫県庁で斎藤元彦兵庫県知事を表敬訪問した。

　リーグ２連覇、天皇杯との２冠をたたえ、県からは「兵庫県スポーツ賞特別賞」を贈呈された。神戸からは、サインを記入した２連覇Ｔシャツとタオルマフラーを知事に贈った。吉田監督は「選手、スタッフ、クラブだけでなく県民のみなさんの応援あっての優勝だった」と感謝。「これからもみなさんに元気と勇気を与える存在でいなければ」とさらなる飛躍を誓った。

　８日もノエビアスタジアム神戸で観戦したという斎藤知事は「阪神・淡路大震災から来年１月１７日で３０年を迎える兵庫県にとって、神戸の２連覇、２冠は県民の誇り。アジア・チャンピオンズリーグ・エリート（ＡＣＬＥ）も含めてますますの活躍を県民の総意として応援しています」とエール。吉田監督も「３連覇できるチャンスは自分たちだけ。これからも兵庫県の皆さんと一緒に進み続ける。来年も喜びを分かち合えるように頑張りたい」と３連覇と天皇杯２連覇に意欲をみせた。

　山川も「最後に一歩足を出せるかどうかのところを、声援が後押ししてくれた。もっと成長して、よりタイトルを取り続けるように成長したい」と話し、本多は「ヴィッセルに関わる全ての皆さんを笑顔にすることができた。これからも継続してタイトルを取り続けたい」と約束した。