なでしこ新キャプテンは保留 ニールセン監督「決定するにはまだ足りない」新体制後初の日本でコロンビアと激突
「女子国際親善試合、日本代表-コロンビア代表」(6日、ヨドコウ桜スタジアム)
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は5日、会場のヨドコウ桜スタジアムで練習の冒頭を公開。その後は監督記者会見が行われ、昨年末に監督に就任したニルス・ニールセン監督が意気込みを語った。
女子代表史上初の外国人監督として、2月のシービリーブスカップでは米国の壁を超えて優勝するなど、いきなり手腕を発揮した。就任後初のホームでの試合に「日本を非常に楽しんでいる」と白い歯を見せ、「自分たちは世界一になるという目標を持っています。毎回戦うごとにより良いパフォーマンス、チームを作っていくことを目標にしてやってますので、皆さんはそのプロセスを知る必要はないので、ただ試合を見て楽しんでもらえれば」と日本のファン、サポーターに呼びかけた。
コロンビアとはシービリーブスカップで対戦したばかりで、4-1で快勝していたが「シービリーブスカップでは(大会の)2戦目ということで、1戦目に出た選手は出なかったりした。今回の試合はスタメンがだいぶ違うと思う」と監督。勝利は一筋縄ではいかないとしつつも「もちろん日本チームは非常に長所を出してくれると思いますし、まとまりがあるので、そこについては楽しみ。明日のゲームに関しては強度を高くハイレベルな戦いになると思っています」と自信をのぞかせた。
新体制発足から約半年になるが、主将はいまだ未定。シービリーブスカップではDF熊谷紗希やMF長谷川唯らなど、試合ごとにキャプテンマークを巻く選手は替わっていたが、ニールセン監督は「ちょっとまだリーダーを決めかねている状況。もうちょっと辛抱強く待っていただければ。選手をより知りたいというのもあるし、ピッチ上だけでなくピッチ外の様子も知りたいということで、キャプテンを決定するにはまだ足りない」と選出に至らなかった理由を説明し、「また次の機会に教えられればと思う」と次戦以降に保留した。