横浜M・中山昭宏社長、西野SDの退任理由を説明「断腸の思い」自身のSD任命責任についても言及
J1横浜Mの中山昭宏社長(58)が4日、西野努スポーティングダイレクター(SD、54)の契約満了に伴い、横浜市で取材に応じ「今シーズンの結果と現状を総合的に検討した結果、今回の判断に至りました。私自身も断腸の思いではあります」と話した。
J1残留が確定しておらずリーグ戦3試合を残したタイミングでの発表となった理由は「トップチームが第1優先の考えの中、一番適切だということ」と説明。情報が流出し、クラブに影響が出ることを懸念したことも一因だったという。
西野SDを任命した社長自身の責任については「あると思っています」とキッパリ。その上で「その(任命)責任と、“今やりきらなければいけない責任”がある。今は目の前の試合も含めて、今やらなければいけない課題をやりきる方に全力を尽くしたい」と続けた。
先月28日に今季限りでの退任が発表された西野SDはJ1浦和のテクニカルダイレクターを務めた後、昨年11月から横浜Mで強化責任者を担当した。ただ、今季は招聘(しょうへい)したホーランド監督のもと開幕から低迷。2度目の監督交代劇に見舞われた際は「本当にあってはならないこと。重く受け止めている」と責任を口にしていた。
一時はクラブ初のJ2降格危機に見舞われたが、現在は6月下旬から就任した大島秀夫監督のもと、降格圏と勝ち点5差の17位。夏の選手補強もハマリ、徐々にチーム状況は向上。早ければ次節にも残留が決まる。




