町田痛恨のACLE初黒星 DF昌子が痛恨の開幕33秒オウンゴール弾 試合終了間際に悪夢の決勝被弾 サポーターはブーイング
「ACLE・1次リーグ、町田1-2メルボルン・シティー」(4日、町田GIONスタジアム)
町田はアジア・チャンピオンズ・エリート(ACLE)でホーム初勝利を目指したが、1-1の試合終了間際に勝ち越されて敗戦。DF昌子源による試合開始早々のオウンゴールも響き、同大会4試合目で初黒星を喫した。試合後、昌子は時折下を向きつつピッチを退いた。
まさかの幕開けだった。キックオフ後、相手の前線へのボールがDF昌子源のもとへ。昌子はこれを冷静に収め、GK谷へ左足でバックパスを試みるも力加減を誤ったか、ボールは谷の横を通過。必死に谷が追いかけて最後は滑り込むも、ボールはネットに吸い込まれてしまう。試合開始わずか33秒。あまりの衝撃的な得点シーンにスタジアムは騒然となった。
昌子は腰に両手を当ててぼうぜん。その後、谷に手を挙げて「ごめん」というようなコンタクトを取った。黒田剛監督は冷静に手元の時計に視線を移していた。
開始早々追う展開となった町田だが、試合を優勢に進めた。両サイドから攻め続けると、前半24分にDF望月が左の相馬のクロスに右足で合わせて同点ゴール。その後も相手ゴールを脅かし続けた。
ただ、最後の精度を欠きなかなか勝ち越し点を奪えない。すると試合終了間際、ゴール前の混戦から押し込まれて勝ち越された。そのまま試合終了の笛が鳴り、結果的に開幕のオウンゴールが尾を引いた形となった。
これで町田は1次リーグ1勝2分1敗。サポーターからは珍しくブーイングも響いた。
DAZNのフラッシュインタビューで黒田監督は「ただただ、もったいなかった。悔しいの一言。あれだけ決定機を外せば勝てない。最後をきっちり決めきらないというのは、大きい課題として残っている。失点も取られ方があまりにも雑すぎた」と振り返った。




