町田・黒田監督は衝撃敗戦にショック隠せず DF昌子の“開始33秒弾”に「プロでもなかなか見ないオウンゴール」昌子も「僕が試合を壊してしまった」と責任受け止める
「ACLE・1次リーグ、町田1-2メルボルン・シティー」(4日、町田GIONスタジアム)
町田はアジア・チャンピオンズ・エリート(ACLE)でホーム初勝利を目指したが、1-1の試合終了間際に勝ち越されて敗戦。DF昌子源(32)による試合開始わずか33秒でのオウンゴールも響き、同大会4試合目で初黒星を喫した。試合後、昌子は「僕が試合を壊してしまった。本当に申し訳ない。それに尽きます」と責任を受け止めた。
まさかの幕開けだった。キックオフ後、相手の前線へのボールがDF昌子源のもとへ。昌子はこれを冷静に収め、GK谷へ左足でバックパスを試みるも力加減を誤ったか、ボールは谷の横を通過。必死に谷が追いかけて最後は滑り込むも、ボールはネットに吸い込まれてしまう。試合開始わずか33秒。あまりの衝撃的な得点シーンにスタジアムは騒然となった。
その後、前半24分にMF望月のゴールで同点に追いつく。その後も試合を優勢に進めたが、相手の倍である18本のシュートを撃つもゴールネットを揺らせず。試合終了間際に勝ち越された。試合後、黒田剛監督は会見で「悔しい敗戦であるということに尽きると思います」とショックを隠せず。続けて「あのオウンゴール一つ…なかなかプロの世界でも見られないような失点」と、主将をかばいきれなかった。
「または一番危機感を覚えなければならないアディショナルタイムと、本当に絵に描いたような失点が2つあった。トレーニングの中でどう改善するかというのも難しい局面でもあります。まずはそういったサッカーうんぬんということよりも思考とか精神、メンタルを含めてそういったことを深く考えることが必要だと思う」と言葉を振り絞った。




