Ｊ１神戸の吉田孝行監督（４８）とＭＦ扇原貴宏（３４）が４日、アジア・チャンピオンズリーグ・エリート（ＡＣＬＥ）１次リーグで５日に行われる蔚山（韓国）戦に向け、試合会場のノエビアスタジアム神戸で会見した。扇原は「勝ち点３を取り、グループステージ突破へ優位に立ちたい」と勝利を見据えた。

　１次リーグは１０月２２日・江原（韓国）戦で３－４で敗戦。Ｊリーグを含め最近４試合、公式戦勝利から遠ざかる。吉田監督は「ここ数試合は自分の甘さ、選手もちょっとした隙があったかも」とし、「ミーティングでしっかり共有し、蔚山戦へ練習した。いい準備ができている」と話した。

　蔚山戦の後は中３日で９日にＪリーグのＧ大阪戦（パナソニックスタジアム吹田）。１６日には天皇杯準決勝・広島戦（同）も控え、負けられない試合が続く。国内２冠の昨年も、１１月に激戦をこなした。扇原は「試合数が多いのはいいこと。リーグ優勝も誰ひとり諦めていないし、明日の試合に勝てばリーグ戦、天皇杯にもいい流れをつくれる」と力を込めた。