FC東京の室屋成、恩師・黒田剛監督との初対戦へ「感慨深い」“開幕33秒OG”衝撃敗戦後を警戒「負けた後に持ち返してくるのが黒田監督」
J1FC東京のDF室屋(31)が5日、小平市で取材に応じ、青森山田高時代の恩師である町田の黒田剛監督との初対戦を次節(9日、国立)に控え「自分にとって恩師なので感慨深いし、プロの舞台で対戦するのは不思議な気持ち。しっかり高校時代から成長した姿を見せつけられれば」と意気込みを語った。
5月にドイツ2部ハノーバーから約5年ぶりに復帰し、23年から町田の指揮を執る黒田監督とは初の顔合わせ。高校卒業後は何度か一緒にご飯に行き、海外挑戦に至る際や帰国時にも連絡を取り合う、フランクな関係性だったという。
黒田監督率いる町田は昨季J1を席巻。海外からもその様子は把握していたといい「本当に不思議な気持ちで見てたというか。高校の監督なので、まさかプロの監督になってJ1でもすごい活躍というか、素晴らしい仕事をしているので。本当に尊敬してますとしか言いようがないです」と思いを語った。
相手は直近の公式戦である4日のアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)メルボルン・シティー戦で敗戦(1-2)。開始33秒のオウンゴールと試合終了間際に勝ち越しを許すショッキングな展開だった。指揮官の性格を良く知っている男は「負けた後に持ち返してくるのが黒田監督のチーム。だから全く違う試合になるだろうし、向こうはもう必死でやってくるっていうのも目に見えてます」と、リバウンドメンタリティを警戒。「本当に勝負にこだわったサッカーをしてくるので、自分たちはやっぱりそういうところで負けちゃダメ」と闘志を燃やした。





