191センチFW後藤啓介 でっかい期待!初招集の森保監督「運動量が多く、攻守に関わって最後に点が取れる」

 日本代表に初招集された後藤(ゲッティ=共同)
 発表された新ユニホームと笑顔の森保監督(撮影・金田祐二)
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 日本サッカー協会は6日、都内で国際親善試合のガーナ戦(14日、豊田ス)とボリビア戦(18日、国立)に臨む日本代表26人を発表。FW後藤啓介(20)=シントトロイデン=ら3人が初招集された。会見に出席した森保一監督(57)は、開幕まで約7カ月となったワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会に向けた“秘密兵器”発掘へ、ロサンゼルス五輪世代で191センチの大型ストライカー、後藤に大きな期待を寄せた。

 弱冠20歳、ロス五輪世代の大器に白羽の矢が立った。今回招集されたフィールドプレーヤーの中では、最高身長の191センチ。W杯本大会までの残り試合が決して多くないタイミングでの“サプライズ招集”に森保監督は「W杯に向けて、そしてその後成長して、日本のために戦力になってくれるという期待を込めた」と理由を明かした。

 静岡県出身の後藤はU-15から磐田のアカデミーでプレー。高校時代から頭角を現し、磐田史上最年少得点記録(17歳8カ月15日)を保持している。今季はベルギー1部のシントトロイデンで徐々に出場機会を増やし、11試合で3得点。後藤はクラブを通じて「代表はずっと目標にしてきた。物おじせずにいろんな選手とコミュニケーションを取って、まずはゴールという目に見える結果を残したい」とコメントを発表した。

 現在、日本のワントップには10月のブラジル戦で決勝弾を奪ったFW上田綺世が君臨。だが、その上田よりも後藤は身長が9センチ高く、過去の代表ストライカーを振り返っても190センチ超えは希少だ。試合終盤に前線へロングボールを放り込むパワープレーの局面となれば、秘密兵器となりうる可能性は十分にある。

 磐田時代から成長を追っていたという森保監督は「運動量が多く、攻守に関わって最後に点が取れる」と太鼓判を押す。“進撃の巨人”が日本の新たな武器となってみせる。

 ◇後藤啓介(ごとう・けいすけ)2005年6月3日、浜松市出身。磐田の下部組織出身で、22年に磐田の2種登録選手として天皇杯に出場しプロデビュー。トップチームに昇格した23年にはJ2開幕戦で17歳8カ月15日のクラブ最年少得点記録を樹立した。24年1月にベルギー1部のアンデルレヒトに期限付き移籍し、同12月に完全移籍。今年8月から同1部のシントトロイデンに期限付き移籍し、ここまで11試合3得点。世代別代表はU-15から各年代で選出。191センチ、78キロ。

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