森保監督、田中碧の行動を称賛「すばらしい」試合中の交錯でガーナ選手が負傷交代→ベンチに謝罪

 「国際親善試合、日本代表2-0ガーナ代表」(14日、豊田スタジアム)

 FIFAランク19位の日本代表は同73位のガーナ代表に2-0で快勝した。試合後の会見で森保一監督(57)は、交錯プレーで負傷交代したガーナ代表のMFフランシス・アブ(トゥールーズ)に向けて「少しでもいい状態でサッカーができるようになること、早くケガが回復することを願いたい」と沈痛な表情で語った。

 後半7分、フランシスはMF田中碧のシュートを防ごうと足を伸ばしたところ接触し、着地が思うようにいかず負傷。両軍の選手が担架を要求し、運ばれてピッチを退いた。その後、田中碧が自身の交代直後にガーナベンチへ謝罪した。

 森保監督は田中の一連の行動に「碧らしい、そしてまた日本人として相手を思いやる行動はすばらしいと思います」と称賛。負傷は互いに全力プレーをした結果であり「本当に謝らなければいけないかどうか。悪質なファウルをしたかどうかでいうと、ファウルじゃなかったと思います…結果的にファウルにはなりましたけど、狙って傷つけにいったことではない。碧に非はないと思います。一所懸命プレーしてたその先に…こういうことはもちろん起こってほしくないです」と身長に言葉を選びながら、田中をかばった。

 ガーナ代表のオット・アッド監督は田中の対応について「心から感謝してます。日本人というのは今回もスタジアムの観客の姿勢とか、本当に礼儀正しい方たちばかりです。選手がわざわざベンチのところまで来て、監督の私のところまで謝りにこられた。そのようなことは当たり前のことでは決してなくて、日本というのはいかに教育、しつけがきっちりしているのかということを感じさせられました」と感嘆していた

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