「WEリーグクラシエ杯・決勝、日テレ東京V2(3PK1)2大宮」(29日、Uvanceとどろきスタジアム)
日テレ東京Vが大宮を破り、初優勝を飾った。延長戦を2-2のまま終え、勝負の行く末はPK戦へ。27日に今季限りでの現役引退を表明した2011年W杯ドイツ大会優勝メンバーの岩清水梓(39)を含む3人が成功させ、3-1で熱戦を制した。ハーフタイムのイベントでは、元なでしこジャパンの澤穂希さん(47)が来場。取材に応じ、岩清水へねぎらいの言葉を送った。
PK戦にもつれ込んだ激闘はベテランのミラクルな一発が救った。引退表明後初の試合となった岩清水は2-2と追いつかれた直後の延長後半9分からピッチへ。PK戦では2番手で成功させ、優勝に貢献した。「このタイトルは本当に欲しかった。サッカーの神様っているんですね」と喜んだ。
PK戦では「吐きそうだった」と言うほどの緊張感。シュートはクロスバーを直撃したが、落ちたボールが相手GKの背中に当たり、そのままゴールへ。奇跡のようなPK成功に、ベテランは「よかった」と拳を握った。後続もきっちり決め、クラブで自身27個目のタイトルを手にした。
この日は1万2006人の観衆が訪れ、クラシエ杯史上最多入場者数を更新。「いろんな人に運んでもらいたかったから、そのタイミングで(引退を)言った」といい「多くの人に足を運んでもらえて、格好つけたかった」と勇姿を届けた。
次は女子アジア・チャンピオンズリーグの頂点を狙う。「最後のトロフィーを上げられたら自分の一番うれしいシーンになる。やりきった形で終えられたら」と力を込めた。