「アジア大会・サッカー男子・1次リーグ、日本代表2-0香港代表」(16日、豊田スタジアム)
日本は格下の香港相手にチャンスを作り続けるも、ことごとくシュートが外れ接戦に持ち込まれた。前半39分にMF石井久継(21)=湘南=が決勝ゴール。来年3月からフル代表と兼任する大岩剛監督(54)は、兼任発表後初の公式戦で白星発進も、不安の残る辛勝となった。
日本は序盤から圧倒的に試合を支配するも、チャンスを決めきれない時間が続く。前半11分にはゴール前の決定機でMF石井がシュートを放つも枠上。同38分にはキャプテンマークを巻いたMF大関(川崎)の折り返しにFW道脇(いわき)が反応し、足を伸ばすも届かず。平日ナイターで雨が降りしきる中、空席が目立つスタジアムでため息が続いた。直後の39分、左の大関がドリブル突破からマイナスに折り返すと、石井が右足で冷静に決めて先制。なんとか1点リードで折り返した。
後半に入っても流れを打開できない。9分にはゴール前右に抜け出した大関が決定機を迎えるも、シュートは枠上。徐々にチャンス自体も少なくなっていった。後半43分にコーナーキックからのこぼれ球を永野(FC東京)が流し込んでなんとか追加点を挙げた。
試合後、大岩監督は「当然初戦だったので選手たちも少し迷いながらやっていた。これを2戦目に向けて修正していきたい。悪天候の中たくさんのサポーターの皆さんが来てくれたことを感じられただけで意味のあった試合だったと思う。恥ずかしくない試合をしないといけないと思った。選手たちと修正して2戦目に挑みたい」と前を向いた。
先発には大学生2人を含む国内組11人が並んだ。守備の要であるDF市原(AZアルクマール)ら海外組4人は21日以降の合流予定でベンチ外。この年代の層の厚さが試される一戦だった。
2年後のロサンゼルス五輪を見据え、大会規定より2歳下のチーム編成で挑む。最大3人の登録が可能なオーバーエージ(OA)も使用せずに臨んだ。
日本は20日にキルギス、23日にタイと対戦。グループ2位以上で26日の準々決勝に進む。