J2の藤枝MYFCは29日、槙野智章監督が24日の徳島戦後、審判員に対しての不適切な発言を行ったとして、Jリーグから2試合の出場停止と罰金10万円を科せられたことを発表した。31日の秋田戦、11月3日の磐田戦は太田吉彰ヘッドコーチが暫定的に指揮を執る。
処分理由については「試合終了後のインタビューにおいて、槙野智章監督が審判員に対して不適切な発言を行ったことが、Jリーグ規律委員会において確認された。これを受けて、(公財)日本サッカー協会『競技及び競技会における懲罰基準』に照らして審議した結果、同監督のインタビューにおける発言は、同基準『2-8. 審判員の判定に対する悪質な抗議』に相当すると判断した。同基準では最低1試合の出場停止(ベンチ入り停止)と定められているが、同監督は試合中にも異議による警告を受けていたにもかかわらず、インタビューという一般に公開される場において審判批判を繰り返した。この言動は審判員に対するリスペクト精神に著しく欠けるものであり、総合的に加重要素に該当すると判断した。これにより、1試合を追加した2試合の出場停止(ベンチ入り停止)処分および罰金10万円とする」とされた。
藤枝は「このたびは、徳島ヴォルティス戦の試合後インタビューにおける槙野監督の発言により、審判員の皆様をはじめ、Jリーグ、ファン・サポーターの皆様、関係者の皆様にご心配とご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。サッカーは選手、指導者、審判員をはじめ、多くの関係者によって成り立つ競技であり、それぞれがお互いを尊重することが大切です。クラブに関わる全てのスタッフ・選手は、あらためて相手への敬意をもって行動し、その姿勢を徹底してまいります。藤枝MYFCは今後も関係する皆様との対話を重ね、より良い競技環境の実現と日本サッカー全体の競技力向上に寄与してまいります」と謝罪した。
槙野監督は24日の徳島戦で判定への不満を滲ませ、改善を訴えた。問題の場面は0-1の後半24分、藤枝のFW川本がペナルティーエリア内で浮かせたボールが相手DFの左腕に当たったが、ハンドなしの判定でそのままプレー続行。得点は入らず。槙野監督らピッチサイドから猛抗議を行ったが、イエローカードが提示された。森が主審とコミュニケーションをとった後も、槙野監督は身ぶり手ぶりを交えながら主審に訴えたが、J2はVARがないため、判定は変わらなかった。
試合後、槙野監督は「もしかしたらレフリーが新ルールを採用したのかもしれませんが、ボックス内で手を使ってもハンド取らないし。マジで!マジで!J2のレフリーのレベルを上げないと、壊れます。これマジで壊れます。連続だしね、僕ら。誰かが代表して言わないといけないけど、誰も言わないんで僕が言いますけど、マジでレベル低いんで。これやられると、選手の育成もそうだし、せっかくのJリーグがもったいないことになる。本気で世界一、W杯目指そうといっている中でこういうレフェリングしてる人が普通に吹いていたらダメ。絶対ダメ。あとで意見書だして、あれはファウルでした、ハンドでしたって言われてももう遅いんで。絶対ダメ。あんなハンドとらないのは、みえないのはダメ。全員見えてるんだから。フォースも、副審も目の前。抗議したらイエローカードもらうんだから」と、怒気をはらませながら訴えていた。