サッカーW杯北中米大会の決勝トーナメント1回戦で敗退した日本代表の森保一監督が2日、都内で記者会見した。
羽田空港でファンから大歓声を浴びた日本代表。冒頭、指揮官は「感謝の言葉しか出ないくらいの気持ちでいます」と語り、「北中米W杯においての日本代表の戦い、ここまでの道のりの中でたくさんのサポーターの皆さん、国民の皆さんが我々代表にエールを送って頂き共闘していただいた。間違いなく国歌の音量は一番だった」と応援に感謝した。
会見では、韓国メディアから「日本の育成を見習うべきという声がある。韓国の現状をどう見ているか」とまさかの質問を受けた。韓国の評価やアドバイスを求められると苦笑いを浮かべ「韓国の状況を全て知っているかと言われるとほとんど知らないので軽々しくコメントはできないが、洪明甫監督とはプライベートでもあって話したこともありますし、ライバルとしても友人としてもおつきあいしている中で、(今大会の結果が)過去最悪ということはない。国のために身を粉にして頑張っておられる。今回のワールドカップも(1次リーグを)突破できなかったかもしれないが、1勝はしている。3試合目は難しい舵取りをしないといけない中、思った結果が出なかったかもしれないが、結果を出す努力は最大限している」と擁護した。
優勝を目標に掲げて8度目のW杯に臨んだ日本は、1次リーグF組を1勝2分けの2位で突破。3大会連続で決勝トーナメントに進出した。6月29日(日本時間同30日)の1回戦で優勝5度を誇るブラジルと対戦し、後半アディショナルタイムの失点で1-2と逆転負けした。一方、韓国は初戦のチェコ戦に勝利後に2連敗を喫し、1次リーグで敗退した。
森保監督は「我々も結果が出たかというと、目標を達成できていない。結果はプロの世界で問われる部分もあるが、全て結果論で、やってきたことがダメだったということはない。韓国の方々がどれだけ批判的か分からないが、洪明甫さんをはじめスタッフ、選手が国のために頑張ったことも考えて、称賛があってもいいのかなと思います」と語った。
韓国では1次リーグ敗退により洪明甫監督が辞任。批判の的となっているが、日本との比較に「韓国でどのような育成がされているか詳細は分からないですし、知っている中では淘汰され、トップでい続けないと上がっていけないシステムだと思いますが、何が正解か分からないけど、日本には日本に合う育成と、一人一人の指導者が情熱を持ってやってくださっている」と語った。最後に「褒める報道をしてあげてください」と笑みを浮かべて呼びかけた。